記載されている内容は2020年07月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。, また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。, 小学校の時間割は、学校ごとに異なると言われています。自分の子供の時間割の特徴を把握したいという方も多いのではないでしょうか。この記事では小学校の時間割の学年ごとの特徴について紹介します。小学校の時間割の学年ごとの特徴を知りたい方は、ぜひ読んでみてください。, 公立小学校は教育委員会の所轄ですが、私立の場合は首長の所轄で運営する学校法人の考え方に基づいた特色ある教育が行われるので、時間割が異なる場合もあります。小学校は学校教育法施行規則によって1年間の標準の授業時数が決められています。学習指導要領は公立も私立の小学校も守るものですが、1週間の時数や授業日数の規定はないので、学校ごとの運用が可能です。, 小学校の時間割は授業時間と休憩時間を中心に構成され、授業と休憩の他に朝の会や帰りの会、給食や掃除の時間が設定されています。授業時間は集中して学習し、休憩時間は子供たちが教室移動やトイレに行ったり、遊んだりするためで、子供の成長に合わせて学年ごとに授業時数を設定します。時間割は子供たちが楽しく学校生活を送りながら、必要な授業時間を確保できるように学校ごとに作成されます。, 小学校の時間割の大部分を占める授業時間にはポイントが2つあります。多くの小学校で1時間目の授業開始時間はほぼ同じであり、1コマの授業時間が45分間となります。公立小学校だけでなく、私立でも大きな違いはありません。, 公立小学校の一般的な時間割では8:45から1時間目の授業が開始されます。地域によって違いはありますが、8:20までに登校して朝の会で体調の確認や提出するものを出したり、先生からの連絡事項を聞いたりします。朝の会の前に朝の活動としてドリル学習や、運動を行う学校もあります。, 学校教育法施行規則によって小学校の授業時間は1コマ45分間と決められ、時間割に反映されています。学校教育法施行規則第51条に各学年の標準授業時数が定められていて、その計算が1コマ45分間で算出されているからで、公立にも私立にも適用されるきまりです。実験や観察のために1コマの時間をオーバーすることもありますが、反復学習のために10分間と小さく区切って使用することも認められています。, 小学校の時間割では、休憩時間にも種類があります。授業と授業の間にある授業間休憩と、午前中の2時間目と3時間目の間にある中休み、給食の後の昼休みの3つです。学習指導要領でも、学校ごとに適切な休憩時間を作るように定められています。休憩時間はそれぞれ長さと役割が異なりますが、学校全体で共有されています。, 授業間の休憩は1回あたりの時間は5分~10分間で、小学校の時間割の中で一番回数が多いものです。授業間の休憩は、次の授業の準備や体育のための着替え、教室移動のためにあてられます。子供たちにとっては気持ちを切り替え、授業中の集中力を保つためにも欠かせない大切な休憩時間です。, 小学校の時間割は午前中に4コマが一般的ですが、2時間目と3時間目の間に中休みまたは業間休みと呼ばれる休憩時間があります。中休み・業間休みは多くの小学校で20分程度に決められていて、目的は授業間の休憩と同じです。授業間の休憩時間ではトイレに行けないこともあるので、多めに時間を確保しています。中学校になると授業間の休みだけで、中休み・業間休みがなくなることも多いため、小学校の時間割の特徴といえます。, 小学校の時間割では給食の後に昼休みが別に設定されています。給食は多くの学校で45分間と考えられ、15分で準備を行い、20分で食事を済ませて10分で片付ける時間配分で、その後20分程度の昼休みがあります。昼休みは運動場で体を動かしたり、図書室で本を読んだり、教室で子供たちがそれぞれ思い通りに楽しく過ごします。, 小学校の時間割は学年ごとに、子供の成長に合わせた特徴があります。文部科学省の学習指導要領で小学校6年間の標準授業時数と教科ごとの目標が定められています。教科書に沿って、子供たちの理解に合わせた内容の授業を行った上で、学校生活を楽しく過ごせる配慮も求められています。各学校で、学習以外に各学年に割り当てられた特色ある授業や、学校行事など特別活動も盛り込まれます。, 1年生の時間割の特徴は、総授業時数が少ないことです。1年生は授業で学習するより小学校生活に慣れることを目標にしているので、毎日5コマの授業で掃除をしてから、14:30くらいに下校します。授業教科は国語や算数の他に、理科と社会を合わせた「生活」があります。全ての授業の基本となる国語の授業が全体の36%と、圧倒的に多いことも特徴です。, 1年生の時間割は、小学校6年間で総授業時数が1番少なく850コマです。教科別にみると、音楽と図工はそれぞれ68コマで2年生よりは少ないですが、3年生以上になると60コマずつに減るので、1年間の総授業時数に対して多めになっています。算数は、2年生以上の全学年で175コマですが、1年生だけは136コマです。数字だけを見ると少なく思えますが、全体の授業時数に占める割合はほとんど変わりません。, 2年生の時間割の特徴は、1年生に比べて総授業時数が増えるので、毎日5コマ授業ですが週に1日6コマの日ができることです。5コマ授業の日は、1年生と同じように下校は14:30ですが、6コマの日は15:30くらいに下校するようになります。1年生と同じように理科と社会を合わせた生活科の授業がありますが、生活科の授業は2年生が最後です。, 2年生の時間割は、総授業時数が910コマなので毎日5コマでは足りなくなるので、1週間に1回くらい6コマの日がでてきます。全ての教科で1年生に比べて授業時数が増え、算数や道徳、特別活動の授業時数は、2年生以降ずっと同じです。音楽と図画工作はそれぞれ70コマで、小学校生活6年間で、一番コマ数が多くなります。学校生活に慣れて、本格的な学習が始まる前の準備段階の学年です。, 3年生の時間割の特徴は、2年生よりも授業数が増えることです。毎日5コマの授業を受け、週に1日から2日程度6コマの日ができます。3年生になると、生活科が理科と社会にわかれて別々の教科になり、英語に接する外国語活動と総合的な学習の時間も新たに加わります。授業内容が一気に難しくなると同時に新しい教科が増え、小学校生活でも低学年から高学年になるための行動が求められる学年です。, 3年生の総授業時数が980コマになり、時間割は1日5コマの授業に加えて1週間に1回から2回6コマの日がでてきます。2年生の生活科105コマは、理科90コマ、社会70コマの合計160コマの授業時数になります。3年生で新たに増える外国語活動と総合的な学習の時間はそれぞれ35コマと70コマです。3年生は授業時数が増えた教科もあれば、国語は70コマ、音楽と図画工作はそれぞれ10コマずつ少なくなります。, 4年生の時間割の特徴は総授業時数が増えることで、このまま6年生まで授業時数は変わりません。3年生と教科数や活動時間の内容は変わりませんが、教科によって授業時数が増えます。小学校によっては、4年生からクラブ活動が始まります。外国語活動は4年生までで、5年生からの外国語教科へ授業の位置付けが変わります。, 4年生の時間割は総授業時数が1015コマになり、6コマ授業の日が1週間に4回程度になることです。3年生に比べて社会が20コマ、理科が15コマ合計35コマ増え、その他の教科数や授業時数は変わりがありません。国語は245コマ、算数は175コマと3年生とコマ数は同じですが、総授業時数が増えるので割合は低下します。学校によってはクラブ活動の時間が増えますが、放課後に行われることがほとんどです。, 5年生の時間割の総授業時数は4年生と同じですが、家庭科と外国語が新しい教科として増え、小学校の委員会活動や児童会活動も加わります。総コマ数は同じですが、実際の授業時数は増えて、ほぼ毎日6コマ授業になります。災害や異常気象による休校や、インフルエンザなど伝染性の疾病の流行による学級閉鎖に備えて、授業内容を確保するために、普段の授業時数を増やす傾向にあります。, 5年生の時間割は家庭科と外国語が増えますが、総授業時数は1015コマで4年生と同じです。外国語の授業時数は4年生の外国語活動の2倍の70コマになり、家庭科が新たに60コマ加わります。一方、国語が70コマ、音楽と図画工作が各10コマずつ、体育は15コマ減り、社会は10コマ増えます。この結果、国語と算数、理科と社会がほぼ同じ時数になって、1年生の国語のように突出した教科がなくなります。, 6年生の時間割の特徴は、5年生とあまり変わらないことで、毎日6コマ授業です。中学校への移行を考慮して、時間割は同じでも授業内容や進め方を変える学校も多くあります。小学校最高学年としての授業の総仕上げと、委員会や児童会活動、クラブ活動や学校行事では中心的役割を任され、授業時数には含まれない時間の活動も増えます。, 6年生の時間割は総授業時数1015コマで、5年生の時とほとんど変わりはありませんが、社会が5コマ増えて、家庭科が5コマ少なくなります。2020年から公立小学校で必修化されるプログラミング教育は、総合的な学習の時間で実施されます。中学校は2021年から技術・家庭科で必修ですが、新しい教科ではありません。小学生最後の学年としての活動も多く行われます。, 小学生の親が時間割で確認することは、翌日の授業は何があるかと必要なものの準備です。時間割を見れば、翌日の授業教科を確認できるので、必要なものの準備がスムーズにできます。教科書やノートだけでなく、体育や図画工作、音楽などの忘れ物を防ぐことも可能です。総合的な学習の時間や外国語活動など特別授業の前に、緊張しないように声掛けもでき、子供の精神的な負担をやわらげることもできます。, 親は時間割を見ながら準備する方法を伝え、子供が自分でできるようにサポートします。時間割を確認しながら明日の授業の準備をすることは、子供にとって小学校に入学して初めて体験することです。子供によって半年でできるようになる場合もあれば、3年生になっても準備できない場合もあります。2年生終了までにひとりでできるように、子供の成長に合わせて準備を手伝います。, 小学校の時間割は子供が見やすい場所に貼ると、明日の準備がはかどります。学校によっては、1年生の夏休み頃まで1週間の時間割を配布することもあり、毎週貼り替えなければならない場合もあります。教科書や学校の道具を置く場所の近くで手の届くところに時間割を貼ります。子供がひとりで準備できるように、子供の目の高さに合わせることもポイントです。, 小学校の時間割を親も把握すると、子供の学校での生活や1日の流れがわかるようになります。登校時間や下校時間、休憩のタイミングは、規則正しい生活につながるので、長期休暇の際の過ごし方の参考になり、学年ごとの授業時数や教科を知ることで、適切な声掛けや子供の心に寄り添うこともできます。時間割を見ながら、ひとりで準備できるようにサポートして、子供の成長を温かく見守りましょう。. *週当たりの授業時数が1・2年生で週2時間、3~6年生で週1時間増加。 国語:1・2年生で週9時間に増加 算数:2~6年生で週5時間に増加 理科:4~6年生で週3時間に増加 体育:1~4年生で週3時間に増加 英語:5・6年生で週1時間新設 | 1年生の時間割は、小学校6年間で総授業時数が1番少なく850コマです。 教科別にみると、音楽と図工はそれぞれ68コマで2年生よりは少ないですが、3年生以上になると60コマずつに減るので、1年間の総授業時数に対して多めになっています。 図工室より 6/12(6年生から) 6年生の図工の授業のはじめに、 こんな問いかけをしました。 『6年生になりましたね。 6年生の一人ひとりやみんなの力で、 学校や社会を楽しくするにはどうしたらいいか … 音楽 なかまと歌い深める歌唱の授業づくり 図工 対象とやりとりしながら表現を深めていく授業づくり 国語 6年3組 『やまなし』(宮沢賢治・作) 社会 5年2組 日本の機械工業 音楽 5年1組 『わが想い風になり』(劇『わらしべ王子』より) 図画工作科で、制作と同じように重要な取り組みが鑑賞です。でもこの鑑賞に関してはほとんどがしていないのではないかと思っています。だからこそ、提言したくて作った文章なのです。, このように、図画工作科には表現と鑑賞の二つの活動をおこなうことが、明記されています。にもかかわらず、鑑賞の活動に関しては、ほとんどと言ってよいほど関心をもたれず、おこなわれていないのではないでしょうか。かく言う私でさえ、鑑賞についてはほとんどおこなっていないのが実状です。, ア  自分たちの作品の形や色、表し方の面白さなどに気付くなどして、見ることに関心をもつようにすること。, イ  身近な材料に触れ、その感じについて話したり、友人の作品の表したかった気持ちを聞いたりするなどして楽しくみること。, ア  自分たちの作品のよさや面白さなどについていろいろな表し方や材料による感じの違いなどが分かり、関心をもって見ること。, イ  親しみのある美術作品や製作の過程などのよさや面白さなどについて、感じたことや思ったことを話し合うなどしながら見ること。, 3・4年生に対しても、友だちの作品を鑑賞することが大切にされています。また、「親しみのある美術作品」の解説に、「同世代の子どもの作品や学国の児童の作品なども考えられる」とあり、やはり児童の書いた作品を鑑賞することに重きがおかれているように感じられます。, ア  自分たちの作品や表し方の変化などに関心をもって見るとともに、表現の意図や特徴をとらえ、見方や感じ方を深めるようにすること。, イ  我が国や諸外国の親しみのある美術、暮らしの中の作品などのよさや美しさ、表現の意図などに関心をもって鑑賞すること。, 特徴として見えてくるのが、すべての目標に、友だちの絵を鑑賞しあうことが挙げられているということです。とするならば、授業の中に、友だちの絵を鑑賞しあうことを必ず位置付ける必要があるのではないでしょうか。, では、「さあ、みんなの絵をよーく見て、いいところや悪いとこを考えましょう。」と始めたところで、授業になるのか…というと、疑問を感じます。, 鑑賞指導では、一度にたくさん見せないようにします。思考が拡散してしまい、収集がつかなくなる恐れがあるからです。その時の状況にも応じますが、絵の枚数を制限することが成功の秘訣です。黒板に貼るなら10点まで。たくさん掲示されている所なら、9点程度に囲って見せるのがいいでしょう。, 「この中で、自分が好きな絵を選びなさい。」というように、1枚の絵を選ぶ作業によって、鑑賞に集中させます。そのとき、時間を区切ってすることが大切になります。そうしないと、ボヤーと眺めてしまうだけになったり、迷っているうちに、自分の考えがまとまらなくなったりするからです。そのとき、決めた児童は起立させる、またま、起立から決めたら座るような動作をいれることで、鑑賞に集中と緊張を保させます。, 選べたことをまず誉めます。「30秒で好きな絵が見つけられるなんてすごい!」子どもたちはこれだけでモチベーションが上がります。そして、「これを選んだ人? これを選んだ人?」と人数を集計していきます。3人、6人…と、案外散らばることに気付きます。その時、0人がいてもいいのです。後々の指導でとりあげることができます。最後に、「いいところを見つけられるなんて、天才だ!」と、とにかく誉めます。, 低学年では、手を挙げて理由を言わせると、だんだんと盛り上がります。中学年以上では、紙に書かせると、考えがまとまって、全員発表できます。また、その紙を、絵と一緒に掲示すると、鑑賞の指導が行き届いている様に見えます。掲示のチェックがある学校では特に有効かと思います。, 感想を言うのですから、発表に対して否定をしてはいけません。変わった色の絵に「色がきれいだと思います。」と言う意見が出たとき、「え!きれいだって?」など、批判めいたことを言っては、雰囲気が壊れます。ただし、野次やふざけた発言・悪意のある意見に対しては毅然と叱ることが必要です。, 欠点を探すのは簡単です。努力しなくても目に飛び込んできます。しかし、すぐれた点については、よく見ないと見えません。よいところ探しは、努力がいるということです。よく見てだんだんと見えてくるものなのです。また、欠点を探すのとは違って、本質的な点が見えてきます。作者の苦心・努力・工夫などが見えてきます。見る側と作者の間に「共感」が生まれ、その共感がより深く作品を見る姿勢を作っていくのではないかとも考えます。, 先ほどの、0人の作品について言えば、「これは0人だったけど、いいところはないだろうか」と問いかけ。その問いに答えるようなことがおこれば、発表した子も誉められ、言われた子も喜び、クラスの雰囲気もぐっとあがるきっかけになるのではないでしょうか, harumapapaさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog